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仕事用パソコンの選び方。詳しくない人が「これだけ外さなければいい」基準

ネットウィズ合同会社 庄司育雄

会社のPCを買うことになったが、何を基準に選べばいいか分からない。 家電量販店で勧められるまま買うと高いのか安いのかも分からず、 かといって通販の最安値を買っていいのかも判断できない——。

仕事用のPC選びは、実は難しくありません。 事務仕事の用途はブラウザとOffice、会計ソフトが中心で、 高性能はいらない代わりに、外してはいけない最低ラインがある。 この記事はその最低ラインと、量販店では教えてくれない 「法人モデル」という選択肢を解説します。

外してはいけない最低ライン

2026年時点で、事務用途のPCを買うなら次を下回らないでください。

  • メモリ 16GB: 最重要です。8GBの格安モデルは、ブラウザのタブと Teams・Zoomを同時に使う今の働き方ではすぐ限界が来ます。 後から増設できない機種も多く、数年後の「遅い」の 最大の原因になります。ここだけはケチらないでください
  • ストレージは SSD 256GB以上: いまだに安価なモデルにはHDDや 極小容量のものが混ざっています。SSDであることは起動と体感速度に直結します
  • CPUは「Core i5」「Ryzen 5」相当以上: i3・Celeron等の 廉価CPUは価格差の割に寿命(快適に使える年数)が短くなります
  • OSは Windows 11 の「Pro」を推奨: 家庭向けの「Home」との差額は 数千円ですが、Proには会社で使うと効く機能—— 外から会社のPCに接続するリモートデスクトップの ホスト機能、盗難時にデータを守るBitLocker暗号化、更新タイミングの制御——が 含まれます。あとからHome→Proへの切り替えは割高です

逆に、事務用途なら不要なもの: 高性能グラフィック(ゲーミング系)、 4Kディスプレイ、最上位CPU。「性能が良いに越したことはない」で 上を積むより、メモリとSSDに配分するのが正解です。

量販店の「家庭用」と、直販の「法人モデル」の違い

同じメーカーでも、量販店に並ぶ家庭向けモデルと、 メーカー直販サイトの法人向けモデルは別物です。

家庭用モデル法人モデル
購入場所量販店・通販メーカー直販(誰でも買えます)
プリインストール体験版や独自ソフトが多数ほぼ入っていない
OSHomeが中心Proが選べる
保証持ち込み・引き取り修理翌営業日の出張修理などを選択可
価格店頭値引きあり見積もり・台数割引あり

会社で使うなら法人モデルを基本にしてください。 「個人事業だから法人モデルは買えない」ということはありません。 故障時に業務が何日止まるかは保証の形で決まるので、 台数が少ない会社ほど出張修理系の保証が効きます。

Officeは「入っているか」ではなく「どの契約か」

見落としがちなポイントです。「Office付き」のPCに入っているのは そのPC限りの買い切り版で、PCの買い替え時に引き継げません。

すでに会社で Microsoft 365(月額)を契約しているなら、 Office付きモデルを買うと二重払いになります。Officeなしモデルを選び、 既存の契約でインストールしてください。 逆にまだ何も契約していないなら、メール・共有ドライブ・ Teamsまで含めて Microsoft 365 側でそろえる選択肢も含めて検討を。 このあたりはサブスク契約の棚卸しとセットで 見直すと無駄が見えます。

ノートかデスクトップか

迷ったらノート+外付けモニターが現在の標準解です。 事務所では大画面で作業し、台風や看病で出社できない日は 持ち帰れる。デスクトップが勝るのは、持ち出しが絶対になく 同じ場所で使い続ける受付・レジ・CAD用途くらいです。 なおノートは盗難・紛失がありえる前提で、 初期設定時にディスクの暗号化を有効にしておいてください。

中古・型落ちはありか

条件付きで、ありです。

  • 型落ち新品(1〜2世代前の法人モデル): 狙い目です。性能低下は 体感しにくく、価格は明確に下がります
  • 中古: 「Windows 11 対応であること」「販売店の保証があること」 「バッテリーの状態表示が確認できること」の3条件がそろうなら選択肢に なります。個人売買やオークションは、業務用途では避けてください
  • Windows 10 までしか動かない世代の激安品は、どれだけ安くても 買ってはいけません

台数を買うときは「そろえる」

複数台を買うなら、同一機種でそろえてください。設定手順・トラブル対応・ 周辺機器の使い回しがすべて楽になります。購入したら 使用者・型番・購入年の台帳を1枚作るところまでが 購入作業です。具体的な入れ替えの段取りは PC入れ替えの記事にまとめています。

まとめ

  • 最低ライン: メモリ16GB・SSD 256GB以上・Core i5/Ryzen 5相当・Windows 11 Pro
  • 会社で使うなら法人モデル+出張修理系の保証。個人事業でも直販で買える
  • Office付きかどうかは、既存の契約と照らして決める(二重払いに注意)
  • 迷ったらノート+外付けモニター。中古は3条件そろえば可

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